近江草津伝道所の紹介

       

 近江草津伝道所につきましては、主日礼拝にご出席していただき、じかに教会の働きを知っていただくことを願っています。その足がかりとして、ごく簡潔に「日本キリスト教会」と「近江草津伝道所」をご紹介いたします。

 

 キリスト教には長い歴史があります。聖書は豊富な内容をもっていますから、その歴史のなかで信仰や制度についての理解に違いも生まれてきました。その違いは絶対こえられないというものではありませんが、それぞれ自分たちの信仰の理解(信仰告白)にもとづいた教会を作り上げてきました。「日本キリスト教会」は、16世紀のルターをはじめとする宗教改革者のひとり、ジュネーブの改革者ジャン・カルヴァンの教会に源をはっし、日本には明治のはじめ米国の改革派、長老派の宣教師たちによって伝えられ、1890年に正式に設立された「日本基督教会」に起源をもつプロテスタントの教会です。しかし、その教会は、他の諸教会とともに、アジア・太平洋戦争のさなか、国家の強権によって「日本基督教団」に統合されてしまいました。戦後、1951年、同「教団」から離脱し、新しく「日本キリスト教会」を設立しました。「改革派」、「長老派」の伝統に立脚し、自給・自主独立を旨とする教会です。「改革派」の主な特徴は、神の主権は世のいたるところに及び、聖書はその神のみ言葉であり、信仰と救いはただ神の一方的な恵みによる、と信ずるところにあります。「長老派」の特徴は、牧師職と信徒から選出された代表(長老)が、個々の教会の長老会(小会)、地域の諸教会会議(中会)、全国の諸教会会議(大会)を構成し、全体教会を組織し、教会の会議を重視する教会であるところにあります。近江草津伝道所は、1979年、そのような伝統のもとに建てられました。

 

リンク : 「日本キリスト教会」